犬や猫が関節を痛そうにしていませんか?|症状や注意点を解説|埼玉県川口市-森田動物医療センター

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皆さん、犬や猫にも関節痛があることをご存じですか?大切なペットたちは言葉を話せないため、普段の何気ない変化や様子から痛みのシグナルを感じ取ってあげなくてはいけません。
しかし、犬や猫は本能的に痛みを隠そうとすることが多く、飼い主様が気づけていないケースも多々あります。

この記事では犬や猫の関節痛について、症状や治療法などを詳しく解説していきます。

■目次
1.関節痛を引き起こす病気
2.症状
3.診断方法や治療方法
4.予防方法やご家庭での注意点
5.まとめ

関節痛を引き起こす病気

関節痛を引き起こす原因は様々ですが、股関節形成不全膝蓋骨脱臼は先天的な構造の異常により引き起こされます。

加齢に伴い発症しやすくなるのは変形性関節症です。これは、老化による軟骨のすり減りにより関節面のクッション機能が損なわれ、痛みを生じる病気です。

また、肥満滑りやすい床なども関節痛の原因になります。

 

症状

関節には骨から伝わる強い衝撃を吸収するクッション材としての役割があります。激しい運動による骨や関節面へのダメージを防止するために、関節内には関節軟骨や関節液と呼ばれるものが備わっています。

しかし、関節の構造が損傷すると痛みが生じ、段差の上り下りやジャンプを嫌がる活動性の低下寝ていることが増える歩き方がおかしいなどの症状がみられます。
そのような症状がある場合は、関節痛を疑いましょう。

また、犬では散歩に行きたがらない、猫では爪とぎやグルーミングをしなくなる気性が荒くなるといった症状がみられることもあります。

 

診断方法や治療方法

関節を触って動きや痛がり方を診ます。
また、レントゲン写真やCT検査で関節の状態を確認し診断します。

治療法には主に痛み止めサプリメント(グルコサミン・オメガ脂肪酸など)が用いられ、痛みが強いときには安静にすることも重要です。

関節痛は生涯に渡って付き合わなければならないケースもあり、痛み止めが手放せない子も多く、投薬の苦労や副作用の心配が付きまといます。
そのような場合当院では、月に1度の注射1か月間痛みを和らげる効果が期待でき、副作用の少ないを処方する場合があります。
慢性疼痛でお困りの方はご相談ください。

 

予防方法やご家庭での注意点

肥満は関節痛を助長するため、体重管理に気を付けましょう。

また、床材を滑りにくいものにしたり、ベッドやソファの下にはカーペットなどを敷いたり、関節を痛めにくいよう工夫することも大切です。

しかし、加齢に伴い関節痛は起こりやすくなります。特にシニア期の子は前述したような痛みシグナルが出ていないか、よく注意してみてあげるようにしましょう。

ドッグランで運動不足を解消する方法についてはこちらをご覧ください

 

まとめ

関節痛はすぐに命に関わる事態になることは少ないですが、慢性的な痛みはペットたちの大きなストレスになります。
最近では、当院でも関節痛の診断件数が増えつつあり、痛みに気がついてもらえていない子たちがまだまだ多くいるのではないかと思います。
ご家庭の犬や猫の様子を今一度確認し、以前と違う様子がある場合は一度動物病院を受診してみましょう。

健康診断の大切さについてはこちらをご覧ください

 

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