2022/08/31
愛犬が最近、よく指先を舐めている。触ったら痛そう。指の間が真っ赤っ赤!! これらは犬の指間炎でよく見られる症状です。
指間炎とは??
指間炎とは、犬の指の間の皮膚が炎症を起こしているもの。
怪我や異物、アレルギーやストレス、皮膚病など、さまざまな原因が考えられます。
多くはかゆみを伴うため、犬が患部を舐めたり噛んだりしてしまいます。
犬に舐められた指先は暖かく湿っていて、細菌やカビが繁殖しやすい環境です。
こうなるとさらに症状は悪化し、ひどくなると膿んだり出血することも。
犬が舐めるのを我慢するのは難しいため、なかなか治りにくい困った病気です。
ひどくならないうちに獣医師に相談しましょう。
できる対策は?
おうちでできる対策は、指の間をなるべく清潔で乾いた状態にしてあげること。
そのためは、指の間の毛を短く切ってあげましょう。
指の間の毛は乾きにくく、毛が長いと濡れた状態が続きます。
これは人間で言うと濡れた靴下を履き続けているようなもの。
皮膚がふやけて炎症を起こしやすくなってしまうのです。
動物病院やトリミングサロンで切ってもらうと良いでしょう。
足先をこまめに洗ってあげることも効果的。
指間炎の原因によってお勧めするシャンプーが異なりますので、どのシャンプーを使えば良いのかについては、当院の獣医師にご相談ください。
舐めるのをやめさせるにはカラーも有効です。
ストレスも伴うので、くれぐれも獣医師に相談のうえ進めましょう。
指間炎は一度なると再発も多い厄介な病気。
獣医師と相談しながら、根気よく治療してあげましょう。
少しでも気になったら当院にご相談ください!
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