ノミ・マダニ、フィラリアの予防医療の重要性について│重症化には要注意! | 埼玉県川口市の動物病院なら森田動物医療センター|鳩ケ谷駅から徒歩1分

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ノミやマダニは、犬や猫に寄生すると皮膚炎や痒みに加えて様々な病原体を媒介します。
また蚊に刺されることで感染するフィラリアは、血管や心臓に寄生するため重症化すると生命を脅かす危険もあります

今回は、ノミ・マダニとフィラリアが感染することで引き起こされる疾患や、予防の重要性と予防方法について解説していきます。



なぜノミ・マダニ、フィラリア予防が重要なのか

ノミやマダニは、公園の草むらや道端の植え込みなどの身近な場所に多く生息しているため、ペットの散歩の時はもちろん、人間が室内に持ち込んでしまい寄生してしまう場合があります。

ノミやマダニが犬・猫に寄生すると、皮膚炎や場合によっては命に関わるような感染症を引き起こす可能性があり、これらの寄生虫が媒介する感染症の中には人獣共通感染症と呼ばれる、人間にも感染してしまう危険性のある感染症も含まれます

また、蚊の吸血によって感染するフィラリアは犬・猫の血管内や心臓に寄生し、組織を傷つけたり血流を阻害したりすることで心臓や肺の機能障害を引き起こします。

犬では高い確率で感染し、重症化すると腹水や肺動脈塞栓、呼吸困難などの症状が現れ、場合によっては急死してしまう可能性もあります

また猫では犬に比べて重症にはなりにくいですが、少数の寄生でも突然死の可能性があると言われています。

ノミ・マダニやフィラリアは上記のように様々な病害を引き起こす可能性がありますが、予防をすることでこれらの病害を防ぐことができます。
大切な愛犬・愛猫を守るためにも、予防をしっかり行いましょう。

 

ノミ・マダニ、フィラリア感染がもたらす疾患

ノミ・マダニやフィラリアの感染によってもたらされる疾患には、それぞれ以下のようなものがあります。

ノミによる疾患
・アレルギー性皮膚炎
・瓜実条虫症(うりざねじょうちゅうしょう)
・ペスト など

 

マダニによる疾患
・重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
・アレルギー性皮膚炎
・外耳炎
・バベシア症
・ピロプラズマ病
・ライム病 など

 

フィラリアによる疾患
・フィラリア症
・心不全
・肺の機能障害
・糸球体腎炎 など

 

ノミ・マダニ、フィラリアの予防方法

ノミ・マダニとフィラリアの予防方法としては、駆虫薬を決まった間隔で使用していくことが重要です
動物病院で相談しながら、ペットに合った方法で予防をしましょう。

 

スポットタイプ
皮膚に垂らして使用するので投与が簡単で、薬が苦手な子や食物アレルギーがあっても使用できます。
ノミ・マダニと一緒にフィラリアも駆虫できるものもあります。

 

チュアブルタイプ
おやつのような感覚で与えられる経口薬です。
ただし食物アレルギーがある場合には注意が必要です。
ノミ・マダニと一緒にフィラリアも駆虫できるものもあります。

 

錠剤タイプ(フィラリアのみ)
フィラリアの幼虫を駆除します。皮膚が弱い子や食物アレルギーがあっても使用できます。

 

注射タイプ(フィラリアのみ)
1年に1回の投与でフィラリアの予防が可能です。

 

まとめ

ノミ・マダニが媒介する病気やフィラリア症は、重症化すると命に関わる危険なものですが、これらは適切に駆虫薬を使うことで防ぐことができます。
大切なペットや自分たちを守るために、忘れずしっかりと予防しましょう。
お困りごとがあればお気軽に当院にご相談ください。

 

埼玉県川口市・さいたま市(浦和区)・越谷市を中心に診療を行う
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